形に強くなる2 | フリー麻雀戦術論

形に強くなる2

前回の続きです。

この形をみてください

2445667

この形だけみて、ここから2メンツつくることを考えると
4切り→3種11枚
2切り→3種9枚
と受け入れ枚数で4切りが勝ります。

ここでは仮に4切りをカンリャンメン、2切りをトイリャンメンと呼びます。

上級者は受け入れの広さから機械的にカンリャンメンを選択するのではないでしょうか。

しかしイーシャンテンのこの形をみてください。
(3356)2445667二三四
※()はピンズ

受け入れ枚数は
4切り→5種19枚
2切り→6種18枚

やっぱりカンリャンメンじゃんと思ったあなた、以下を読んでください。トイリャンメンの有効性を挙げてみます。

1.鳴きを考えると、2切りの方が(3)と4のポンテンをかけられる分明らかに早い。(上家からに限定されないポンはチーの3倍速)

2.期待値が上。
(期待値:リーチをかけたときの出あがり点数×あがり牌数で計算)

4切り→3900×19=74100
2切り→2600×4=10400
    3900×11=42900
    8000×3=24000   計:77300

とトイリャンメンの方が高値を示します。

カンリャンメンを選択するメリットは確実に3900点以上が欲しいときくらいでしょう。